看護師の転職に自己分析は欠かせません。自己分析をしっかりと行うことで転職後に感じるギャップが少なくなり不満も出にくくなるからです。転職を成功させるためにも必ず行うようにしましょう。
まずはなぜ転職しようと思ったのか、その理由を明らかにしましょう。キャリアアップや人間関係のリセット、給料に対する不満など、理由は人それぞれ違いますが、共通しているのは「今よりも自分に適した場所で働きたい」ということです。その希望を叶えるためにも自己分析は重要です。自己分析をすることで自分の強みや目標が明確になるため、行動に移しやすくなります。
転職する目標が明確になっていないと給料や休日の多さなど待遇面を重視しがちです。待遇面も大事なポイントですが、転職した後に「この仕事では自分の強みを生かせない」と不満を感じやすくなってしまいます。しかし、自己分析をすることで「本当にしたいこと」や「なりたい自分」が明確になり、自分自身についてもきちんと理解できるため目標に向かってぶれずに進むことができます。また、面接でも気持ちを伝えやすくなり、質問にも矛盾なく答えることができるので好印象を残せるでしょう。
自己分析は転職活動にだけ用いられるものではありません。「自分はどうなりたいのか」と普段から自己分析を行うことで人生がさらに豊かなものになります。
まずはキャリアの棚卸しです。紙とペンを用意し、その紙に持っているスキルや経験を書いていきます。難しく考える必要はありません。これまでの勤務先や担当科、患者の人数や携わった業務の内容、役割、得たスキル、やりたい仕事、できなかった仕事など思いつくままに書いていきましょう。
書き終わったら現状に対する不満と理想の条件も書いていきます。「やりたくない」とざっくり書くのではなく、「患者1人ひとりとじっくり向き合いたい」「夜勤が負担」「院長の方針と合わない」といったように詳しく書いていきましょう。
キャリアの棚卸しと現状の不満を書き終えたら、自分に合う転職先を見つけるために理想の条件をピックアップします。例えば、「患者とじっくり向き合う時間が多い慢性期病棟に転職したい」「家族との時間もしっかり取りたいから夜勤がなくしっかり休める職場がよい」というように具体的に書いていきましょう。条件をただ羅列するのではなく、「どうしてその条件なのか」を深く掘り下げることがポイントです。書き終えたらその条件に優先順位をつけましょう。優先順位をつけることで本当に大切にしたいことが明確になりますし、条件が絞られるので応募先の選定もしやすくなります。
健康スポーツナースを目指したいなら、向いている人の特徴を知ると判断しやすいかもしれません。スポーツ好きなことはもちろん、救急看護の経験者や心身に余裕がほしい人にも適しているでしょう。
転職を成功させたいなら自己分析を必ず行いましょう。自己分析によって目標が明確になるため、ぶれずに進むことができます。これまでの勤務先、役割や得たスキル、現状に対する不満と理想の条件を思いつくままに書き出しましょう。
認定試験を受けるためにはまず20時間の養成講座を受講しなければなりません。養成講座は宮崎大学で開催されています。認定試験に合格したら申請登録を行います。登録期間は4年で、期限が切れる前に更新する必要があります。