応募先に提出する応募書類は履歴書と職務経歴書の2種類ですが、看護師の転職では履歴書を重視することが多いようです。ここでは履歴書の書き方について詳しく説明していきます。
看護師は他の職種に比べると転職のハードルがそこまで高くありません。目標を実現するために転職を重ねる人や、結婚や出産などライフステージの変化で働き方を変える人が多いからです。採用担当者は求職者の人柄を重視する傾向があり、どちらかというと面接に重きを置いています。応募書類も提出しますが、履歴書に書かれている内容から病院の規模や担当領域、経験年数、持っているスキルなどを想像できるため職務経歴書の提出はあまり求められていません。
履歴書のフォーマットは大体決まっています。氏名や住所、学歴や職歴などを書いていきますがどのような点に気をつければよいのでしょうか。1つずつ詳しく説明します。
まずは「学歴と職歴」についてです。学歴は高等学校~最終学歴(看護学校または看護大学)までを書きます。職歴には病院名や担当科、在籍年数、役割などを書いていきます。もし役職についていなくても後輩の育成や委員会での実績などがあればそれも書いておきましょう。リーダーシップを発揮した経験があることは採用担当者にとってもプラスの判断材料となります。
「資格欄」は持っている資格について書く項目です。公的な資格として認められているものはすべて書きましょう。例えば、認定看護師や特定看護師などですが、取得が古いものから順番に正式名称で書くと読みやすくなります。
「志望動機」はキャリアや志望する理由をいかにわかりやすく書くかがポイントです。採用担当者は多くの応募書類に目を通しています。意欲があることを伝えようと長文を書く人もいますが、長過ぎると何を伝えたいのかが曖昧になってしまいます。短い時間で確実に伝えるために、まずは要点をまとめておきましょう。例えば、消化器科で5年、循環器科で3年の経験があったとします。具体的なエピソードや身についた知識や技術を伝えたい気持ちはわかりますが、それを書くと長くなってしまいます。採用担当者はある程度の知識を持っているのでそこまで詳しく書く必要はありません。「看護師経験は消化器科5年、循環器科3年です」という一文で大丈夫です。詳細は面接で伝えましょう。その上で、「○○分野を学びたいためこの病院を志望しました」と理由を具体的に書いていきます。
「本人希望欄」は無理に記載しなくても構いません。ただし、子育てや介護と両立しなければならず固定で休みが欲しい場合はその旨を書いておきましょう。
健康スポーツナースを目指したいなら、向いている人の特徴を知ると判断しやすいかもしれません。スポーツ好きなことはもちろん、救急看護の経験者や心身に余裕がほしい人にも適しているでしょう。
転職を成功させたいなら自己分析を必ず行いましょう。自己分析によって目標が明確になるため、ぶれずに進むことができます。これまでの勤務先、役割や得たスキル、現状に対する不満と理想の条件を思いつくままに書き出しましょう。
認定試験を受けるためにはまず20時間の養成講座を受講しなければなりません。養成講座は宮崎大学で開催されています。認定試験に合格したら申請登録を行います。登録期間は4年で、期限が切れる前に更新する必要があります。